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YOUは何しに英国へ?【就活編】

Posted on April 20, 2020 / In: ブログ

Hello, there!ニコニコ
元気ですかーーーー??
いつも元気いっぱい、QMEお笑い担当、アラフィフRISAです。

前回の「スコットランド留学編」をお読みいただき、ありがとうございました!
(今日初めての方はこちらをご覧ください)
↓↓
https://ameblo.jp/queensmarryenglish/entry-12589534648.html

今日は、エジンバラ留学後の就活話をお送りしたいと思います。

エジンバラでの学生生活2年目は、Secretarial College(秘書専門学校)に通っていました。
周りの学生は全員、スコットランド人かイングランド北部からやってきたイングランド人。
外国人は私一人でした。
学んでいたのは、英文速記、英語の簿記・会計、タイピング、ビジネスレターの書き方などなど。
特に外国人の私にとってハードルが高かったのは、お察しのとおり「速記」でした。
会議の内容を聞いて、速記で書き取り、それを解読して文字に起こす。
一語でも聞き漏らしたり、「a」「the」を書き間違えたりしただけで減点なので、
リスニング鍛えられましたよ~

今じゃもうすっかり忘れちゃいましたけどアセアセ

↓↓ちなみに、これがイギリスで主流のピットマン式速記法

速記は意外と得意だったので、検定でも良い成績が取れていました。
私よりも成績が悪かったクラスメートにも次々と就職先が決まるのを見て、
ああ、これならすぐ就職先も見つかるだろうと高をくくっていた私。
卒業間際に意気揚々と、大都会ロンドンへと出陣したわけであります。

↓↓初ロンドンで偶然見かけた結婚式

事前に調べておいた、就職斡旋業を営む事務所をいくつか訪ねましたが、話を聞いてくれるどころか、見事に門前払い。
時はサッチャー政権後期、不景気真っ只中のイギリスです。
実務経験のない、外国人なんて雇う会社なんてあるわけがありません。
ここで、世間知らずの20歳は現実を知るのです。

しばらくして、卒業と同時に学生ビザが切れてしまった私は、泣く泣く帰国します。
「イギリスで働く」ことが実現できないのであれば、「外資系企業」を狙おう!
と、これまた単純な発想の転換(笑)
ジャパンタイムズ(英字新聞)のリクルート欄に掲載されていた、欧米のメーカーなどにバンバン履歴書を送りましたが、
スウェーデンの海運会社の最終面接まで行った他はことごとく撃沈。。
いよいよ、リサはニート生活まっしぐらなのか・・・と諦めかけたその時、ダメ元でまたジャパンタイムズを購入しました。
ここで、目に飛び込んできたのが「弊社ロンドン本社勤務、スタッフ求む」という旅行会社の記事でした。
調べてみると、社長は日本人だが、イギリスに帰化していて、イギリスで起業したので、本社はイギリス。
日本からイギリスを含むヨーロッパに来る旅行者の現地手配全般を行う、ツアーオペレーターだって!
おおっ!旅行業界にも興味があったし、勤務地はなんとロンドン!!これは応募しない手はない!!
ほどなく、東京支社から連絡がきます。
「簡単な試験と面接」を行いますと。よっしゃ!!書類選考は通ったみたいだな。
こりゃ、なんか受かりそうな気がする~、と張り切って上京する能天気なリサ。
試験会場に到着すると、広い会議室に通され、あたりを見回すとざっと50人くらいはいます。
20代後半から30代前半の女性がほとんど。一見して私が最年少だというのが分かります。
緊張して座って待っていると、試験官がテスト用紙を配り始めました。
内容は、英語。
まあ、当然ですよね。
ここにいる人たちは恐らく英語がお得意なはずですから。
そこそこ難しい内容でしたけど、これは想定内です。
休憩を挟んで、次の時間。
ここで、配られたテスト用紙を見た人たちの顔色が変わり、「え?うそでしょ!」と声があがります。
なんと次のテストは「数学」!!
文系アラサー女子が最も苦手とするやつです。
私も文系でしたけど、この中では現役に最も近い人物。
それが数1くらいの内容だったので、意外と楽に解けたんですよ。

実は、その数年後に当時の人事部長から直接聞いたんですが、私が採用されるに至った大きなポイントは、
その数学のテストで満点だったことらしいんです。
あの毛嫌いしていた数学が私の人生を変えてくれるとは!
何が起こるか分かりませんよね。
おかげで見事採用を頂き、晴れて社会人となったのです。

研修もなし、業務内容も全く分からぬまま、再び渡英します。
ヒースロー空港では、総務課のデニスが出迎えてくれ、これから暮らすことになる
アパートまで車で案内してくれました。
わお~、なんか社会人って扱いだ~、とまず感動。
住まいはロンドン西部のイーリング(Ealing)という閑静な住宅地。
アパートは借り上げで、家賃、光熱費、交通費は会社持ち。
学生時代友だちとシェアしていたアパートとは違って、小ぎれいで家電も一通り揃ってる!
炊飯器まであって、またまた感動!!
(学生の頃は普通の鍋でご飯炊いてましたからね~)

↓↓私のベッドルームからの眺め。珍しく雪が降りました。

さて、問題は仕事です。
研修も無ければ、手取り足取り仕事を教えてくれる人もいない。
いきなり、初日から「はい、電話取って」です。
電話取ってって言われても、どうすりゃいいの~~??
でも、みんな忙しそうだから聞くに聞けず、とりあえず取る。
「Hello?」
はい、ここで先輩のクリスに叱られる。
会社では、ハローって出ちゃいけないよ、って。
えーーー、そうなのーーーー??
朝だったら、Good morning, (社名). Risa speaking. How can I help you?、
これ完璧な言い方。
コピー取るのも、悪戦苦闘だし、私が触る時に限って、紙詰まるし。。。

でも、上司や先輩、同僚はとても良い人ばかりだし、仕事を依頼していたガイドさんや通訳さんたちからも
それはそれはかわいがってもらいました。若いから仕事もすぐに覚えましたしね。
一旦仕事を覚えると、もう楽しくてしょうがなくて。
そして一年が経過する頃、あの湾岸戦争が勃発します。

↓↓会社のクリスマスパーティー。向かって左端は高校の同級生。ちょうどイギリスに留学中で、友達枠でパーティーに招待させてもらいました。

すみません、かなり長くなりましたね。
次回は湾岸戦争から少し離れて、「初めて怖い目にあった話」をお送りします。

また、懲りずにお付き合いくださいキラキラ

RISA

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