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【好評連載中】~リサの行ったつもり世界紀行~ Vol.7
Posted on March 21, 2021 / In: ブログHello, there!
おなじみ、QMお笑い担当、リサでーす
今日は一日春の嵐
雨と風がすごかったですね~
そんな中、関東一都三県では緊急事態宣言が解除されますが、前回ご紹介したアメリカと比べるとワクチン接種は全く進んでいないし、新規感染者数もリバウンドしそうな予感だし、自由に旅行できる日はまだまだ遠そうですね。
さて、気を取り直して、今回の行き先を発表します!!
イタリアーーーー!!! パフパフ~
はい、個人的に大好きです、イタリア
私は過去に二度訪れた事があります。
二度とも、ひとり旅。
一度目は、ローマ(バチカン)、フィレンツェ、ベローナ、ベネチア、ミラノを電車で巡りました。
二度目は、シチリア島、アマルフィ海岸、ソレント、カプリ、ナポリを電車とバスで巡りました。
ローマ。フォロ・ロマーノ
フィレンツェ
ロミオとジュリエットの舞台になった、ベローナ
ベネチア
89年にリサが実際に撮影したミラノのDuomo。もちろんフィルムカメラ使用
シチリア島、タオルミーナ。シチリア島、大好き! もう一度行きたい!
アマルフィ海岸、ポジターノ。海岸線には延々と絶景が広がります
帰れソレントへ、のソレント
カプリ島、海が本当に青かった
ナポリ~、本場の絶品ピザを食べましょう!
なんか改めて見ると、定番中の定番を周っただけですねぇ(笑)
でも、それぞれが独自の文化・歴史を持っていて、食べ物も地方によって全く異なるし、しかもどれも美味しい!
普段は甘い物が苦手なリサも、イタリアのジェラートは大好物です!
では、まずはイタリアの基本情報から!
現在は欠航していますが、コロナ前は成田・関空から直行便が飛んでいました。
所要時間は約12時間。もちろん経由便を使うと色々なバリエーションがありますよね。
首都は、永遠の都としても知られるローマ。
古代から栄え、カトリックの総本山・バチカン市国もローマ中央部に存在します。
通貨はユーロ。(今日のレートで、日本円で130円前後です)
ご存じ長靴のような細長い形をしたイタリア半島は、南北で気候に差があります。
北部はアルプス山脈があるため、冬は寒く、夏は適度な湿気があります。
中央は比較的温和な気候で、夏と冬の差も北部に比べると少ないです。
南部や諸島部の冬は、それほど厳しくなく、春と秋は、イタリア北部の夏に近い気候です。
治安について、私自身はあまり心配したことはないのですが、やはりスリが多いとよく耳にします。
リュックやショルダーバッグは必ず前で手を添えるのが鉄則。
その昔よく観光地で出没したのは、ケチャップおじさん!
わざと背中にケチャップをつけて、親切なふりをし「お嬢さん、背中に何かついてますよ」と声を掛ける。
(若い女の子を標的にするらしい。特に日本人はいいカモ)
その女の子が自分の背中を気にして慌てている隙に、共犯者が金目の物をスル、といった手口ですね。
平和ボケしている日本人はよく置き引きにも遭いますので、皆さんご注意を!
それでは、今回の特派員を紹介しますね!
今回は日本人ではなく、生粋のイタリア人の友人、カロリーナです!
カロリーナはミラノから車で1時間弱のところにある、風光明媚なリゾート地、コモにご主人と息子2人と住んでいます。イタリアで最も裕福で、最も人口の多い地域であるロンバルディア州に位置します。
彼女とは、私が18歳の時に単身スコットランドへ留学した時に知り合いました。
入学して一番最初のクラスで、私の隣りに座っていた子なんです。
北部イタリアの人間特有の、一見クールでおしゃれで自己主張の強いタイプだったので、正直ものすごーーーく苦手でした。お隣りだから、よくやるペアワークはもちろん彼女がパートナー。
渡英したばかりで、リスニング力とスピーキング力が絶望的レベルだったリサに途中で愛想つかして、いつも大きなため息をつき、しまいにはそっぽを向いてしまい速攻ペアワーク終了。チーーーーーーーーン!
そんな氷河期から、数ヶ月経つうちに、リサのリスニングとスピーキングも絶望的レベルから許容範囲レベルへ。次第にカロリーナと意思疎通ができるようになり、実は彼女はクールな見た目とは違って実は心優しい人だということが分かってきました。
残念ながら一年しか同じクラスにはなれませんでしたが、カロリーナがイタリアに帰国した後もこうやって交流が続いています。うーーーん、あれから何年経つんだろ? OMG!!30年??
カロリーナは私より2つ年上ですが、今でもクールでエレガントなマダムです。
コロナでこの一年は活動できてないみたいですが、「Monday Gospel」というゴスペルグループで小さい劇場を中心に公演活動をしているんですよ~
それでは、カロリーナに現在のイタリアの様子を聞いてみましょう。
Q:現在のイタリアの様子をおしえてください
ここロンバルディア州で最初の症例が報告されたのは去年2月21日。
それから1カ月で、ロンバルディアは、世界で最も死亡率の高い新型コロナウイルスのホットスポットとなってしまいました。
イタリアでは、感染拡大の状況によって色別ゾーンで制限措置が示されています。
レッドゾーン、オレンジゾーン、イエローゾーン、ホワイトゾーンと州ごとに危険度が設けられ、レッドゾーンの規制が一番厳しくなっています。
私の住む、ロンバルディア州は3月15日から月末まで再びオレンジゾーンからレッドゾーンへ。
ついに3度目のロックダウンに突入しました。
レッドゾーンになると・・
原則外出禁止
食料品や生活必需品以外の商店の営業禁止
レストランの営業禁止。
持ち帰りサービスは22時まで(バールの持ち帰りサービスは18時まで)
宅配サービスは可能
美術館、博物館等の文化施設、劇場、映画館は閉館
全てのレベルの学校で対面教育を停止(保育園、幼稚園を含む)
ちなみに、今日のイタリア国内の新規感染者数を調べてみました。
なんと!!新規8502人!!(日本は695人)
人口は日本の半分しかいないのを考えると、確かにロックダウンするわな、こりゃ。
しかも、敬虔なカトリック教徒であるイタリア人にとって、もうすぐやってくるイースター休暇は一大イベント。
人々の移動を防ぐため、4月3~5日は今オレンジゾーンの地域でも、レッドゾーンになるそうですよ。
Q:イタリアの教育制度を教えてください。
イタリア義務教育の期間は6歳から16歳の10年間。
小学校が5年間(6~11歳)、中学校が3年間(11~14歳)、高校は5年間(14~19歳)です。
イタリアの教育では、小学校低学年から日常的に自分の考えを話す機会が多く設けられ、中学では自ら考えて答える口頭試験があるなど、早い段階で自分の考えを伝える、プレゼンテーション力を培う機会が多くあります。
またイタリアでは、受験制度がありません。
中学卒業後の進路は、生徒の希望と成績を考慮しながら教師と相談して決めます。
大学進学をめざすための高校(Liceo)や、職業的な専門知識や技術を身につける授業が中心の高等専門学校( Istituto tecnico/Istituto professionale )などがあり、将来なにを目指すかによって進む高校も違ってきます。
高校5年生が受験するのが、高校卒業資格取得のための国家試験「マトゥリタ」Maturitàです。
マトゥリタは「人生最大の難関」とも言われる試験で、大学入試に相当するものです。
この試験に合格すれば、医学部や法学部などの専門的な学部をのぞいた、大抵の大学に入学することができます。試験は、4日間に渡って筆記試験と口頭試験が行われます。
公平を期すために、学校内の先生3人と外部の先生3人と、学校長または外部の人による委員会が生徒一人一人に関しての判断を下します。これに落ちると、資格(diploma)がもらえません。大抵の職業でも、高校卒業資格は必要と書いてあるので、これを取らないと、将来の収入も安定しません。
口頭試験があるってすごいですね!
しかも筆記試験も日本のようなマークシートではありません。
Q:ロンバルディア州のおすすめ名物料理は?
Bresaola della Valtellina IGP
牛肉を塩漬けして乾燥させた生ハム。3ヶ月熟成。薄くスライスして、オリーブオイル、レモン汁、コショウでカルパッチョにして食べます。
Sciatt
カゼーラ・チーズ(Casera)を、そば粉と小麦粉を練って少量のグラッパを混ぜた衣で、スプーン一杯分揚げたもの。
Risotto alla milanese
ミラノ風リゾット
Cotoletta alla milanese
ミラノ風カツレツ
Ossobuco alla milanese
ミラノ風オッソブーコ
Torta paradiso
天国のケーキ
Q:ロンバルディア州のおすすめスポットは?
やっぱり、イタリア第二の都市、ミラノには行ってもらいたいですね。
ミラノの魅力は伝統とモダンのコントラストです。
まずは、Duomo di Milano ミラノ大聖堂へ行って伝統を堪能してください。
Duomoは本当にデカいっす。写真撮影が大変っす。
Via Monte Napoleone モンテナポレオーネ通りで、ファッションブランド店巡りをするのも楽しいですよ。
こんなおされな通りはリサは行ったことがないなぁ~
ら電車で一時間弱で行ける、ベルガモもおすすめです。
ミラノを拠点に日帰り旅行ができます。
ベルガモは城壁に囲まれた丘の上の芸術都市として知られています。
ベルガモのシンボル、Basilica di Santa Maria Maggiore サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の内部
私の住む、Como コモも素敵なところですよ。
スイスとの国境付近にある、コモはイタリアの避暑地として有名な場所です。
昔はローマ皇帝が休暇に訪れていたんですよ。
コモ湖の遊覧船に乗ってみてください。
湖の周りにはコモの他にも小さなかわいらしい町がいくつもあるので、遊覧船を使えば一日でこれらを巡ることができます。その際には一日乗り放題券を購入しましょう。
コモは行ったことがないから、行ってみたい!カロリーナにも再会したい!
最後に、カロリーナからみんなへメッセージです!
イタリア人は、日本の漫画やアニメが大好き!
テレビでは毎日日本のアニメが放送されていますよ。
私もいつか日本に行ってみたいと思っています。
日本の皆さん、コロナが収束して世界が平和を取り戻した日には、是非イタリアに遊びに来てくださいね!
カロリーナ一家より愛をこめて
そうなんですよね~
私が80年代後半にスコットランドにいた頃、イタリア人(カロリーナとは別の子)とアニメの話題になって、当時からイタリアでも大人気だった「キャンディ・キャンディ」と「アルプスの少女ハイジ」を彼らは自国制作のものだと言い張り、私もあれはジャパニーズだと反論したのですが、小さい頃から論破する訓練を受けている彼らには到底勝てるわけもなく、泣く泣く引き下がったという、黒歴史を思い出しました(笑)
こうやって改めて見ると、やっぱりイタリアって素敵な国ですよね~
あーーーー、毎度のことですけど、コロナのバカーーーーーーーーー!!!
それでは、また次回の旅行をお楽しみに~