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YOUは何しに英国へ?【ついに強制送還?の巻】

Posted on May 19, 2020 / In: ブログ

Hello, there!!

いつも元気、QMEお笑い担当、アラフィフRISAですニコニコ
今日は雨上がりで蒸し暑い一日でしたねタラー

さて、前回「再就職先が決まって一件落着か?」と思われたところで
終わりましたが、さてその後一体どうなったのか??

タイトルをご覧あれガーン
そうなんです、それが順風満帆とはいかないのです。

イギリスの老舗旅行代理店に就職が決まったものの、
肝心の「労働許可証」(work permit)に登録されている勤務先を
書き換えないと、新しい職場で合法的に働くことができません。

運良く再就職先が決まった元同僚たちの中には、中小、零細企業で働くことになった
人たちも少なくなかったのですが、彼らは「まあ、バレなきゃいいんじゃね?」的な
ノリで、すぐに働き始めていました。

ところが、1841年創業、過去には国営だった時期もある、イギリスを代表する企業だった、トーマスクック。
絶対にそのような不正は許されません。
とにかく、弁護士から連絡が来るまでは出社も出来ない、ひたすら自宅で吉報を待つのみで、当然無収入アセアセ
この生活がなんと、3ヶ月も続いたのです。

3ヶ月間、毎日何をしていたかというと・・・家にずっといると息がつまるので、
とにかく外に出るようにしていました。
新居は以前よりもロンドン中心地に近かったので、移動は全て徒歩。
地下鉄やバス代を浮かせるために、どこへ行くにもひたすら歩きました。
で、行き先はと言うと、博物館や美術館、公園などなど。
ロンドンの博物館や美術館には世界中から素晴らしい作品が集まっているにも関わらず、
そのほとんどの入場料がタダなんですよ!

世界的に有名な大英博物館には、大英帝国時代に略奪したお宝の数々が展示されていますし、国立美術館には教科書に載っているような有名な絵画を間近で見ることができます。
恐竜好きには自然史博物館、デザインや宝石が好きな方にはヴィクトリア&アルバート博物館などもおすすめです。
家から比較的近い場所にあった、大英博物館はしょっちゅう通っていましたね~。
セキュリティのおじさんとも顔なじみでした(笑)

そんな極貧生活の中、一番節約しなければいけないのが、食費!
一日の予算は5ポンドまでと決めていました。(600円くらいでしょうか)
でも大体いつもその半分くらいにおさめていましたね。
ロンドンの物価は世界でもトップクラスの高さですし、消費税率も当時は17.5%と日本に比べれば非常に高かったです。
(ちなみに現在は20%です!)
しかし、スーパーで買う生鮮食料品は課税されません。
自炊しさえすれば、パンや野菜、果物などは日本よりも安く手に入るので、
安上りなのです。
毎日朝は腹持ちの良いオートミール(塩味)、お昼はサンドイッチ持参で博物館、夜は作り置きできる煮込み物が多かったですね。

そんな生活を続けて約3ヶ月目、ようやく胸を張って出社できる日がやってきました!!グッ

自宅最寄りの地下鉄の駅「Highbury & Islington」からVictoria Lineで南へ5つ目の「Green Park」で下車。
乗り換えなし、一本で行けるという便利さ! しかもどちらも駅近です!

下矢印下矢印これが私のデスクウインク

後ろには創業者、トーマスクックさんの蝋人形がアセアセ

あそこのエリアは会社の歴史を展示している博物館です

福沢諭吉ご一行が来英した時の写真もありましたよ!

私は、当時増加していた、在英日本人駐在員家族がヨーロッパなどに旅行へ行く時の相談窓口となっていました。
すぐ近くに日本大使館もあったので、お昼時は日本人外交官のおじさんが列をなしていました。
ロンドンに駐在している任期の間に、出来るだけ旅行しておかないと、という家族ばかり。
大使館のお客さんは予算も気にしない、何でもお任せの人たちが多かったな~。
しかも日本の祝日とイギリスの祝日両方休みだから、休みも多い。
良いお客様でした

銀行の人たちは意外に財布のひもが固かったイメージがありますね。
事務所のご近所さんだった、石油系の企業の人たちはおおらかなイメージ

(あくまでも個人的な意見ですタラー

定期的にご愛顧頂くお客様も定着し、仕事はとても順調。
支店長、トレイシーは怖かったけど(笑)、直属の上司、ユージンはひょうひょうとしていて、
結構適当な感じ。のびのびと仕事させてもらっていました。

それから、一番良かったポイントは何と言っても『NO残業』ですね!
閉店18時になると、各マネージャー達が自分の管轄の電気をパチパチ消していって、システムも次々にシャットダウンしていくんです。
お客さんがまだいても少しずつ消していって「はよ帰れ」の無言のプレッシャーを与えるんですよ(笑)
日本じゃ考えられません。
やっぱり日本人って働きすぎなんだとつくづく感じました。

仕事が終わると、大体同僚たちと近所のパブで仕事終わりの一杯をひっかけに行きます生ビール
イギリスのパブのシステムをご存じですか?
ひとりがまず全員のオーダーを聞いて、全員分をカウンターで購入しに行きます。
ちなみに基本、みんな立ち飲みです。
一杯目を全員が飲み終える頃、別の人が同じように全員分を買いにいきます。
それを続けるので、結局人数分のビールがお腹の中に入る仕組みになっています。

日本の「歓送迎会」的なものもありました。もっとカジュアルで、しっかり食べるよりはしっかり飲むほうに専念するんですけどね(笑)
「クリスマスパーティー」も楽しかったですよ! こちらもドリンクは山ほどあります。
あと、何度かあったのが「ヘン・ナイト」です。(hen night)
結婚式前夜、花嫁が独身最後の夜を女子のみで無礼講パーリーする、というやつです。
この男性版は「スタッグ・ナイト」です。(stag night)
またもや、ものすごい量のお酒を飲むので、イギリスの大抵の新郎新婦は結婚式当日二日酔いですよ(笑)

パーリールンルン

パーリールンルン

下矢印下矢印こわかった支店長、トレイシーもこの日は笑顔(笑)

下矢印下矢印社内の『Boozer of the year』に選ばれたリサ爆  笑

(酒飲みオブザイヤーですね。笑)

商品として「コーラ」を一本もらいました

このような充実した日々を過ごし、かれこれ2年が経過したある日、
マネージャー、サンドラに彼女のオフィスに来るように言われます。
いつもニコニコ、ハイテンションな彼女が泣きそうな顔になっていますショボーン


あー、なんかヤバいね、と嫌な予感アセアセ
なんでも「労働許可証」の更新が出来なかったと。
実は今まで既に何度も更新の申請をしているんだけど、全て拒否されていると知らされました。
あ~、これは本当の本当に絶体絶命のピンチやん!
今すぐって訳ではないけれども、いずれはイギリスを出なければ不法滞在になってしまいます。
今までラッキーな事に何度もピンチを乗り越えてきたせいで、「やっぱり私はイギリスとは切っても切れない縁で結ばれているんだ~」と
勝手に思っていましたが、今回はさすがにTHE ENDですガーン

リサ、25歳の春。。。泣く泣くイギリスに別れを告げる日がやって来てしまいました。

さて、その後何が待ち受けているのでしょうか?
リサの旅はまだまだ続きます。

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました!

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