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YOUは何しに英国へ?【大ピンチ到来の巻】

Posted on May 07, 2020 / In: ブログ

Hello, there!!

いつも元気、QMEお笑い担当、アラフィフRISAです爆  笑
みなさん、連休はお家でどう過ごされましたか?

さて、これまで3回に渡ってお送りしてきた、リサヒストリー in U.K.イギリス
前回は夜中に自宅近くでひったくり犯に襲われたという、怖い経験の
お話でした。

今日は、人生最初の大ピンチ到来アセアセについて語ろうと思います。

誰しも仕事をしていると、小さいピンチには度々見舞われるものです。
わたしも社会人一年目から自分のミスでもないのに、

客がたまたま国会議員だったということで
謝罪に出向かないといけなかったり。。えーん
ホテルのオーバーブッキングで日曜日の夜中に呼び出され、罵倒されるは
走らされるは。。ガーンまあ色々ありました。

そうこうするうちに、湾岸戦争が勃発しますショボーン
イラクのサダム・フセイン政権とアメリカを中心とした多国籍軍によって行われた戦争ですね。
(英語ではThe Gulf Warといいます)
イギリスやフランスといったヨーロッパ諸国も多国籍軍として参戦していましたから、
渡航自粛要請がすぐに出され、日本からのツアーは次々にキャンセルタラー

そのうち抱えていた団体客や個人客も全てキャンセルになり、

ものすごーーーーーく暇な日々がやってきます。
毎日出勤しても、とにかく何もやることがないのです。
電話ひとつ鳴りゃしない。

「こりゃヤバいぞ」と焦り始めた、上層部のおじさん達が突然
「そうだ、イギリス国内で旅行すればいいんじゃね?」と言い始め、

国内旅行の企画話が浮上します。
当時、女子旅で話題になり始めていた、湖水地方がいいんじゃないか、

ピーターラビットうさぎで女子と子ども達が食いつくに違いない、と。
そんなこんなで湖水地方の観光局やホテルなどと連絡を取るうちに、
あちらから 『我々も観光客が減って困っている、

この機会に日本へのプロモーションを始めたい。
御社からひとり社員を派遣してもらいたい。かかる費用は全てこちらが持つ。』

と破格の待遇でおいしい話が舞い込んできます。
何人もの社員が我こそはと飛びつきましたが、

はいすみません、わたしが行くことになりました(笑)ウインク

湖水地方はイギリスのちょうど真ん中辺りに位置します。
ボウネス(Bowness-on-Windermere)という町を観光拠点として方々を周るのが定番ですね。
湖水地方というだけあって、大小さまざまの湖が点在しているのですが、

それぞれ違う顔があり、とてものどかで美しいところです。

下矢印下矢印ピーターラビットの作者、ベアトリクス・ポッターのお家は人気観光地です。

わたしは、そのボウネスの1LDKのフラットに住まわせてもらいながら、

ホテルのパンフレットを翻訳したり、観光バスでの観光案内の音声録音をしたり、

観光局のお手伝いをしたりしながら、数ヶ月間を過ごしました。

上矢印上のホテルのお仕事も請け負いました)
その間、観光局の人が紹介してくれた、日本人女性とそのフィアンセと仲良くなり、

彼らの結婚式に呼ばれたりもしましたラブラブ

下矢印とてもアットホームな素敵な式でしたキラキラ

単身での仕事は大変でしたけど、楽しい思い出もたくさんできて貴重な経験ができましたラブ

ロンドンの喧騒を離れて呑気に田舎暮らしを満喫しているうちに、

徐々に観光客が戻ってきます。
当然人手が足りなくなり、ロンドンに呼び戻されることになりました。
しかし、その反動たるや凄かったですね。
閑古鳥が鳴いていたあのオフィスから一気に目が回るような忙しさで活気づくオフィスへ。

必死で仕事をさばいていたそんなある日、上司から

「有給が残っているから消化しなさい」と告げられます。
イギリスでは労働者の権利が尊重されているので、

必ず有給休暇は消化しなければなりません。
そうでないと、行政から指導が入るのです。

リサ「そうですね~、いつでもいいですけど・・」
上司「あっそう、それじゃあ来週一週間休みね」
リサ「ら、来週っすか?」

と、急に休みをもらい、ひとりでポルトガルへ旅行することにしました。
ひとり旅は、その前の年、入社一年目に行ったオランダ旅行以来二度目です。
前回同様、航空券だけうちの子会社で予約して、そこからはお得意のノープラン。
リスボンから電車や長距離バスを乗り継いであちこち行ったな~
世界遺産の街に思いがけずたどり着いたり、元修道院を改装した素敵なホテルに泊まることが出来たり、美味しい物食べまくり、飲みまくりで、非常に充実した一週間を過ごしましたルンルン

リスボン上矢印      カスカイス下矢印

有給明け初日、仕事山積み覚悟で出勤して行くと、受付には大勢の人が列をなしています。
「え?この行列はなに?」
よく見ると大柄でマッチョな男の人ばかり。

マッチョの群れをかきわけてオフィスに入ると、またしても異様な雰囲気。
見たことのないスーツ姿の人物が数名うろちょろしているのです。

リサ「Good morning. クリス、一体なんの騒ぎ?」
同僚クリス「あ、リサおかえり~、旅行どうだった? ああ、知らないんだっけ? うちの会社倒産したんだよ」
リサ「はぁーーーーーーーーーー???倒産????」
クリス「そうそう、入口のマッチョたちは借金取り。あいつらは管財人。全部差し押さえだからね」

いやいや、これドッキリかなんかやろ!?

おいおい、誰か冗談だと言ってくれ!!

しかし、冗談ではなく紛れもない事実であることは間違いないのであった。

リサ22歳の晩秋、ロンドンで突然失業者になるガーン

さてさて、そこから失業者リサはどうなってしまったのでしょうか・・・

それは次回へつづきます

今回もお付き合いありがとうございましたおねがい

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