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YOUは何しに英国へ?【俺ら東京さ行ぐだの巻】
Posted on May 25, 2020 / In: ブログHello, there!!
いつも元気、QMEお笑い担当、アラフィフRISAです
自治体によっては既に学校が再開しているようですね。
我が家の受験生も今日から夕方まで通常授業がスタート。
でも、すっかりお弁当の作り方を忘れてしまっていました(笑)
さて、前回「ついにイギリスとお別れ~」というところで、
終わってしまいましたね。
今日はその後の展開をお話したいと思います。
私が働いていた、老舗旅行代理店トーマスクックは世界各地に支店を持っていました。
そう、日本支社が東京にあったのです。
マネージャーのサンドラは早速、当時の日本支社長(名前は忘れたが、英国人男性だった)に
連絡を取り、私を引き取ってくれるよう頼みこんでくれたのです。
あちらさんも意外とすんなり受け入れてくれ、私は「日本支店へ転勤」という有難い形をとらせてもらえることになりました。
サンドラ「まあ、2、3年したらまたWork Permitを新規で申請するから。それまで東京で頑張って!」
リサ「はい、お願いします!」
というわけで、イギリスを離れるのは辛かったけれど、またそのうち戻って来られるんじゃん、という軽い気持ちで
いざ東京へ引っ越すことになったのです。
その前に残りの有給を消化しないと!
イギリスでは大事な労働者の権利ですからね!
それから、Incentiveのポイントがまだ随分残っとるやん!
(Incentive=報償)
【ここで、説明しよう~】
イギリスの旅行代理店は日本と同様、お客様にパックツアーや、航空券、ホテル宿泊などを手配するのを商売としているのだが、
日本と違って他社のパンフレットもたくさん取り扱っているのであーる。
いわば、JTBが日本旅行やHISのパックツアーを堂々と売っているようなものである。
当然利益を得るためには我が社の商品を第一に売りたいのだが、たまにA社のフライト時間の方が都合が良いからと他社へ逃げる客もいる。
そこを何とかゴリ押しし、純正のトーマスクック商品を売りつける事に成功すると、その社員は10ポイントを手にすることができる。
子会社の商品を売ると、5ポイント。他社は3ポイントという具合に自社製品を売ったほうが自分の儲けになるので、これを
Incentiveと呼ぶ。こうやって貯めたポイントは自分の旅行に還元できるので、皆自社商品の売り上げを上げようと必死にゴリ押し作戦を決行するのだ。
そのIncentiveポイント、リサは随分貯めこんでいました。
よし、東京に行く前にどこか旅行することにしよう!
はて、何処へ行こうかな~
色々悩んだ結果、以下のような行程で行くことに決めました。
ロンドン→ローマ→フィレンツェ→ヴェローナ→ヴェネツィア→ミラノ→バルセロナ→セビリア→グラナダ→コルドバ→マドリード→パリ→東京
なんと、これ全てのホテル代をポイントで賄うことができました!
ALL四つ星ホテルですよ~
頑張ってポイント稼いだ甲斐がありました!
自腹はロンドンからパリまでの飛行機代と電車代のみ。
パリから東京までの片道フライトは会社が出してくれました。
かの有名なスペイン階段にて
ポンペイ遺跡
ミラノのドゥオモ
セビリア
多分、コルドバ
イタリアとスペイン南部をぐるっと回る、気ままなひとり旅、楽しかったですね~
特にスペイン南部のアンダルシア地方はとても気に入ったので、新婚旅行でまた行っちゃいました
あと、とても記憶に残っているのが、マドリードからパリまでの寝台特急内での出来事です。
当時まだ、バー車両があって、早朝まで営業していたんですよ。
そこにいたスペイン人のおじさんグループと仲良くなって、パリに着くまでずっと飲めや歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎ
寝台の意味がなかったですね(笑)
そんな楽しかった旅も終わり、パリからJAL便に乗り込んで、いざ!新天地、東京へ!
東京に到着したら、一週間程はホテル暮らし。
その後、ちょうど当時の日本支社長がイギリスへ帰国することになっていたので、彼が住んでいた赤坂の外国人専用マンションに契約が切れるまでしばらく住まわせてもらう段取りになっていました。
今でも存在すると思うんですが、赤坂アークヒルズ内にある、レジデンスで、フィリピン人のメイドさんが隔日で掃除に来てくれるんです。ゴミもメイドさんが捨ててくれます。支社長は洗濯などもやってもらっていたそうですが、さすがに私は洗濯までは・・とご遠慮しました。
しかし、ここの契約が切れるのも時間の問題。。。
そう、まず一番大きな心配事は住まいでしたね。物価が高いと散々聞かされていた、この「東京砂漠」で物件探しはどうしたものか・・・
そして、もうひとつの心配事は、仕事内容がロンドンと違うということ
ロンドンではレジャーの旅行を扱う部署にいたんですが、日本では法人旅行を扱う部署しかなく、一見同じ分野と思われがちですが、
全く性質の違う所へと配属されることが決まっていたんです。
さあ、ここから東京でのリサの新生活が始まります
またまた、予想外の事が起こってしまい、イギリスに戻る道が完全に閉ざされてしまうかも・・・
この続きはまた次回ということで
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました