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YOUは何しに英国へ?
Posted on April 14, 2020 / In: ブログHello, there
QMEの長老、そしてお笑い担当のアラフィフRisaです
昔から「リサ先生はどうしてイギリスに行ったの?」とよく尋ねられます。
今日は、リサがなぜ18歳でイギリスへと旅立ったか、をお話したいと思います
私が子どもの頃はバブル景気真っ只中で、猫も杓子もアメリカに目を向けていた時代でした。
高校生の時もすぐ近所に住んでいた友人が交換留学でアメリカに一年行ってました。
そう、80年代留学先と言えば、オーストラリアでもカナダでもなく、ほとんどの人が「アメリカ」
を選んでました。
そんな時代に「YOUはなぜ英国へ?」ですよね。
理由は・・・実は単純なんです。
大好きなバンドがイギリス出身だったからなんです。
恥ずかしながら、かーなーり、ミーハー
一番右のJohn Taylorが特に好きでしたね
中学生の頃から大好きで、ファンクラブにも入ってました。
当時は今のような、Apple MusicやSpotifyのような音楽サブスクなんて存在しません。
一生懸命お小遣いを貯めて、買ったレコードを擦り減るまで何度も聞きながら歌詞カードを片手に熱唱していました(笑)
今でもほとんどの楽曲をフルで歌えますよ~
英語の歌が頭の中を年中駆け巡っていたからか、ずっと英語は得意でした。
でも昭和の英語教育なんてひたすら単語を覚えて、難解な長文問題に取り組むという全く現場で役に立たないもの。
修学旅行の時、新幹線内でアメリカ人の団体客を見て、そそくさと逃げ出した英語の先生を見て「だめだこりゃ」と呆れたのをよく覚えています。
その頃から、「そうかこのまま日本で英語を勉強していても喋れるようにならんのや」→「大好きなアーティストに会っても会話できんやったらダメやん」→「そうだ、イギリスに行こう!」→「行きたい!」→「いや、行くんだ!」とイギリスへの憧れは強くなるばかり。
前述のとおり、当時はバブル景気真っ只中。普通のサラリーマン家庭で育った私にさえ、海外留学というチャンスがあった良き時代です。
しかも我が家は適度に放任主義だったので、説得するのに時間はかかりませんでした。
学校選びは楽しかったですね。
ネットがない時代ですから、紙媒体しか頼る物がないわけです。
市内で一番大きな書店に通い、何時間も立ち読みしてました(笑)
もちろん何冊かためになりそうな本は購入しましたけどね。
でも、そこからが大変です。資料は各学校に郵便で依頼するしか方法がないので、資料催促の手紙を英語で手書きし、
返信用の封筒を同封してエアメールで出す。そこから資料が手元に届くのに2週間はかかるんです。
それを何校かやるんですが、時間も手間もかかって大変でした。
今はそれがワンクリックで完了しますもんね。羨ましいですよ。
行くからには、真剣に勉強する環境に自らを置きたかったので、ロンドンに行くのは避けました。
大都会ロンドンには日本人が山ほどいるだろうし、誘惑もいっぱいありそう。
だったら、いっそのことロンドンからものすごーく離れた日本人が行かなさそうな辺鄙な町にしないと。。。
よし、決めた!と選んだのがイギリス北部、スコットランドのエジンバラ (Edinburgh) という町。
中世の街並みが残る素敵な写真で見て、ひとめぼれしたんです。
当時は違ったのですが、今は旧市街が世界遺産に登録されています
学校も決まったし、学校を通してホームステイ先も決まったし、飛行機もとったし、パスポートも取ったし、準備万端。
高校を卒業したばかりの18歳にして、初ひとり旅、初海外。この為に買った新品のスーツケース1個持っていざ出発です。
最寄りの新幹線の駅「小倉駅」に母親と到着すると、何と同級生たちが見送りに来てくれていました。
うれしかったですね~
2年間は帰らないと決めていたので、みんなに2年後、20歳の時にまた会おうね、と約束してひとり乗り込んだ新幹線
でもその時は寂しさや不安は一切なく、希望とワクワク感でいっぱいでした。
しかし、スマホもないのに、よくそこからたったひとりで
東京駅成田空港香港バーレーンロンドン
エジンバラと、たどり着けたな~、と我ながら感心します😅
しかも、悪天候で着陸するはずだったガトウィック空港ではなく、
ヒースロー空港に緊急着陸したんですよ。
ヒースローから市内への行き方を調べてなかったから、さすがにそこは慌てましたね でもなんとかなるもんっすね(笑)
私の長男も今年、当時の私と同じ18歳になります。
さて、ひとりで行けるかスマホ持っていても疑わしいですね(笑)
さあ、ここからエジンバラでの充実した生活が始まります。
学校のエントランスにて
エジンバラの西にある町、Culrossに遊びに行きました
大親友、Janeと
この近所で友だちとアパートをシェアして住んでいました
エジンバラでの学生生活を終えて、晴れて社会人となり、
ロンドンで新たな生活が始まるわけですが、
続きはまた次回、ということで。
興味がある方は、引き続きお付き合いください
リサ